Fala
Brasil!
中・上級:
毎月第1・3土曜日
18時から19時
初級:
毎月第1・3土曜日
18時から19時
および、第2土曜日
15時から16時
8月は夏休み、12月中旬から1月上旬までは冬休み、また、ゴールデンウィーク中も休みです。
初回無料
入会金なし
月会費なし
1回200円 (中学生以下:無料)
所在地
神奈川県藤沢市湘南台4-1-11
湘南セントラルチャーチの3階にて。
行き方
小田急江ノ島線湘南台駅 西口エレベータで地上に出て右手方向(長後方面)に、 線路に沿って徒歩2分、左手の白黒の建物です。十字架のある建物です。 遠慮なくお入りいただき、3階まで上がり、右側の部屋です。
初級はブラジル・ポルトガル語教本やNHKテキストなどを用いて、
文法中心に学習します。入門者にも分かりやすい解説を心がけています。
日本人講師です。
中上級は日常のことやブラジル文化などについて、
会話中心に進めていきますが、
語句や文化的背景の説明などもします。会話の中で、
多少わからない言葉もあるかもしれませんので、
辞書を持参されると良いでしょう。日系ブラジル人講師です。
当ポルトガル語クラスは、おしまいに少しだけ聖書のお話をいたします。
多くのポルトガル語圏にはキリスト教文化もありますので、タメになるお話ですよ。
それでは、皆様、ぜひ来てくださいね。一緒にポルトガル語を学びましょう!
しばた まで
(注:他にもスペイン語クラスなどを数件開催しているため、 「湘南台のポルトガル語クラスについて」あるいは、 「ファラ・ブラズィウについて」等の件名にしていただけると幸いです。)
ポルトガル語はよくスペイン語と比べられます。
たとえば、ブラジル人とペルー人は、それぞれポルトガル語とスペイン語ですから、
お互いに会話するときはどちらかの言語に合わせて会話すると思われますが、
実は、それぞれ別々の言語で会話することもよくあるようです。
お互い、聞いてわかるようなのです。
ただし、スペイン語話者はポルトガル語を聞いても、100%わかるというわけではないそうです。
とはいえ、それほど意味が近く、文法も似ている両者ですが、
どちらが簡単なのかと言えば、一般的にはスペイン語の方が簡単だと言われています。
それは文法のことではなく、発音がスペイン語の方が文字通り発音することからでしょう。
ポルトガル語は文字通りではなく、おかしな発音したりするのです。
ある程度コツをつかむのにしばらくかかります。
ですから、スペイン語の方が簡単だという意見は、
文法については同じくらいだと考えられているようです。
■動詞の活用が楽
しかし、文法については、いくつかの点で、ポルトガル語の方が簡単だと言えるのです。
それは、第一に動詞の活用です。
スペイン語は一つの動詞の一つの時制において、6種類ずつ変化します。
さまざまな時制があるので、何十もの変化を覚えなければなりません。
それに比べてポルトガル語は、基本的には1つの時制において4種類です。
ですから確実に動詞の変化数が少ないのです。
この点は本当に助かります。
■「私たち」の場合の動詞の活用を憶えなくても大丈夫
このように、ポルトガル語は活用がスペイン語より少ないのですが、
加えて、「私たち」をa gente(ア・ジェンチ)で表すのが口語では一般的です。
「私たちは~する」というとき、スペイン語では「Nosotros(ノソトロス)」を使い、
動詞の活用は1人称複数形を使います。
ところが、ポルトガル語では、「A gente(ア・ジェンチ)」を使い、
動詞の活用は3人称単数形を使います。
つまり、1人称複数形を使わなくてよいのです。
ということは、動詞の活用を覚えるとき、
主語が、一人称単数、三人称単数、三人称複数、の3つの場合だけ憶えておけば、
大丈夫ということになります。
スペイン語では、主語が6つの場合を憶えなければならないことに比べれば、
ずいぶんと楽になります。
■再帰動詞を気にしなくて大丈夫
さらに、スペイン語の動詞は再帰動詞が本当に多いのです。
つまり、「~させる」という動詞を「~する」という動詞にするために、
「自分を」に相当する人称代名詞を付け足すのです。
たとえば、「あなたは、あなたを~させる」という表現で「あなたは~する」を表します。
しかし、主語に応じて動詞が変化し、しかも人称代名詞も変化するのですから、
かなり大変です。
再帰動詞は困りものなのです。
それにくらべて、ポルトガル語は再帰動詞があっても、
日常会話のようなカジュアルな場面では、
それを普通の動詞のように使ってもよいことになっています。
このルールのおかげで本当にポルトガル語は楽です。
■疑問文でも語順がそのまま
また、疑問文にするとスペイン語の場合は動詞・主語・目的語・・・?というように、
主語と動詞の語順を逆にしなければなりませんが、ポルトガル語はそのような倒置は不要です。
主語・動詞・目的語・・・?のように、普通の肯定文と同じで、おしまいに?が付くだけです。
動詞と主語の語順を入れ替えるのは、日本人には結構不慣れですが、
ポルトガル語はその点とても楽です。
■規則動詞が多い(不規則動詞が少ない)
さらに、スペイン語とポルトガル語の両方を勉強する私にとって、
スペイン語の方が不規則動詞が多いと言えます。
規則動詞なら覚えるのが本当に楽です。
その点、ポルトガル語は規則動詞がやや多い気がしますので、楽です。
■英語と似た単語が多い
さらに、これも気のせいかもしれませんが、ポルトガル語の単語は英語の単語に似ているか、
あるいは語源が同じものが多いような気がします。
これはスペイン語にも少しはあてはまりますが、両方を勉強する私にとって、
やはりポルトガル語の方が多いと感じています。
それだけでなく、わからない言葉があっても、英語が分かれば、
それをポルトガル語っぽく発音すれば、普通に使われているポルトガル語だったりするのです。
これもかなり助かります。
ちなみに、英語を勉強したことのないブラジル人でも、
集中して英語を聞けば「だいたい何を言っているかわかる」くらいのレベルだそうです。
スペイン語圏の人でそのような意見は聞いたことがありません。
■すでに知っている単語をうまく使って別の意味を表現
さらに、これも気のせいかもしれませんが、
ポルトガル語は一つの単語をさまざまな場面で使えるということです。
新たに単語を覚えるのは大変ですが、
すでに知っているポルトガル語を別の場面でも使えるということを学べばよいので、
その点でもポルトガル語は楽といえます。
たとえば、「その意味」という言葉を「o que quer dizer isso」
(それが言いたいこと)と表現するくらいです。
■二人称の表現に悩まなくてよい
さらに、これは動詞の変化が少ないことと関連していますが、
「君」と「あなた」の区別はあまり気にしなくてよいということです。
厳密には違いがあり、それぞれの動詞の活用もありますが、
普通はすべて「あなた」を意味するVocêを使えば大丈夫です。
スペイン語はある程度親しくなっても、なんとなく「君」呼ばわりするのができず、
ある時は「Tu(君)」、あるときは「Usted(あなた)」という表現になってしまい、
結構悩みますが、
ポルトガル語はそのようなことで悩む必要はありません。
全部「Você(あなた)」で大丈夫です。
■すべてカタカナで表現できる
さらに、ポルトガル語は発音がスペイン語よりも簡単かもしれないと思うのです。
基本的に多くの人はポルトガル語は文字通り発音せず、それに比べて
スペイン語は文字通り発音するのですから、ポルトガル語の方が発音が難しく感じるでしょう。
たとえば、ポルトガル語のmuito(たくさんの)の発音は、ムイトではなく、ムイントです。
de nada(どういたしまして)の発音は、主要なサンパウロ発音では、
デナーダではなくてジナーダです。
このように、文字通りの発音はしないので、
慣れるまで少しかかりますが、それでもカタカナで表現できます。
しかしながら、スペイン語ではカタカナで表現できない音もあるのです。
たとえば、スペイン語はrで始まる単語やrrの音は、
舌を震わせてべらんめえ調で発音します。
これが日本人にはむつかしいのです。
たとえば、スペイン語でcorrer(走る)は、コレ˝˝ールという感じです。
濁点が二つ付く感じなのでカタカナで表現できない音があるのです。
それに比べて、ポルトガル語では 単語の最初にあるrも、
単語中にあるrrもハ行でよいので、すべてカタカナで表現できます。
これは日本人には大いに楽です。
ただし、正確なことを言えば、ポルトガル語では鼻にかける音があり、
これはカタカナでは表現できませんが、それは気にせず、
普通のカタカナの音でも問題なく通じます。
これらのことから、ポルトガル語は、かなり日本人には楽であり、
スペイン語に比べて、簡単だと言えると私は思います。
とはいえ、一般的には発音の問題があり、ポルトガル語の方がやや難しいと言われるようですね。
それと、完璧に正しいポルトガル語も、完璧に正しいスペイン語も、
どちらも非常に難しくて、現地の人ですら、
多くの人が完璧に正しいとは言えない使い方をしているようです。
ですから、私たち日本人は、「通じればよい」をモットーに取り組んでみてもよいでしょう。
それでは、ともにポルトガル語を頑張りましょう!